拍手お礼SS  8月10日編
拍手@ルチジャブ
拍手Aカリネロ


拍手@

「痛っ…ちょ…ヤメ…」

「うるさい、動くな」 

「んなこと言ってもよ…いっつっ!!」

「もう少しで入る…我慢しろ」

「…ヤ……もう…抜けって言ってんだろっっ」

「……もう…少し……だっっ」

「〜〜っ!」

ジャブラの目には薄っすらと涙さえ滲んでいた。

よほど痛いのだろう。

それを見て、ルッチは諦めたようにため息を吐いた。

 

 

 

「てんめぇ…サイズ考えろ、この馬鹿猫がっっ!!」

「うるさい、馬鹿犬」

「何だとぉ…お前が考えなしなだけだろうがっっ」

「………」

急に静かになるルッチに、ジャブラは焦りを感じた。

 

「な…何だよ……」

「……確かに……悪かったな」

「え……?」

「迷惑…だったろうな」

「嫌、そうじゃねェって……」

 

さっきまでの強引さはどこへ行ったのか。

目の前でしんみりされるとほっとけないのもまたジャブラの性で…。

 

ああ、もうっ

 

 

ちゅ…

 

バックに縦線を背負っているルッチに軽くキスをした。

 

「何のつもりだ」

「……先払いだよ」

「先…払い??」

「だ・か・ら、俺だって……嬉しくない訳じゃねェよ…」

「………」

「その……指輪なんて貰うの初めてだからよ」

「………なら何故…」

「だから、サイズが問題だっての!!

考えナシにぐいぐいハメようとしやがって…」

「……悪かった」

「……次は…気ィつけろよ」

「え……」

「今…ちゃんと礼は先払いしただろうが!」

「あ…」

 

さっきの…キス。

見れば、ジャブラは耳まで真っ赤で。

当たり前だ、奥手なジャブラの性格では、自分からルッチにこんなことを告げるのは勇気が要っただろう。

 

13号ではキツいのだな…」

「……知るか」

 

真っ赤なまま、プイと横を向くジャブラは本当に可愛い。

 

「お前……明日は暇か?」

「え……オフだけど…」

「なら、空けておけ」

「え……ま、イイケドよ……」

 

どうせなら一緒に行けばいい。

折角だ、どうせならダイヤでも買ってやろうか。

そうすりゃ、周りに牽制もできるからよ。

 

 

そんなことを思いながら、ルッチはニヤリと笑った。

 

_ _ _ _ _ _ _

 

ドキドキした人、手ェ挙げて〜(笑)

まぁ表ですから、そう過激なもの置きませんよ。

このるってぃは鬼畜モードじゃありません。

半鬼畜モードです!!(どう違うの??)

 


拍手A

「ねぇ、ネロ」

「は、はいっしょ!!」

「貴方、ドコが好きなの?」

「え…」

「私の…ドコがそんなに好きなの?」

 

カリファの問いはいつだって唐突だ。

でも、そんなこと急に言われても、結構困る。

まぁ、カリファはそんな風に困っているネロを見るのも好きなんだけれど。

それを知っていても尚、困ってしまう。

 

「ええと…」

「ふふ、そんなに困った顔をしていては、諜報部員は務まらないわよ?」

「んとんと……」

「って、困らせているのは私ね」

「全部っしょ!!!」

 

急に大きな声を上げるネロに対し、カリファは驚きを隠せない。

 

「え……?」

「だから…カリファさんの綺麗な顔も、サラサラの髪も、抜群のプロポーションも整った指先も……

とにかく、カリファさん丸ごと全部っしょ、シャウ!!」

 

今時、これだけストレートに本人を目の前にして言える人間がいるだろうか。

もう、呆れられてもおかしくない台詞。

だけど…

 

ネロだから、呆れないのよね

 

カリファは苦笑一つ浮かべて…

 

ちゅ…

 

そっと頬にキスをしてやると、そこには面白いように焦るネロの顔。

 

「シャ、シャウッ!!??」

 

「それは、どうも」

 

カリファは優雅に礼を言うと、颯爽とその場を後にした。

 

 

 

_ _ _ _ _ _ _

 

カリネロです。ネロカリじゃありません!!(←主張!)

女王様と下僕。

まぁまぁ、海に沈んだハズの新入りネロさん、人生の春ですか??

とりあえず、このカリファ様は天然モードじゃありません。

 

ネロじゃない時はカリジャブになることもありますがね。


と、原文ままで載せてみました。
何か、結構はじめの頃の拍手見たいって方が見えたので。
しかし、コレだとルチジャブの方がカリネロよりバカップルだなぁ…(遠い目)
いや、初めだから度肝を抜こう!と頭だけ見るとちょっと裏っぽい始まりにしたみました。
だから、タイトルないんですよ。
…ええ、決して手抜きとかじゃないですよ!(ちょっとだけ、面倒だからいいや、と思ったケド)