拍手お礼SS  9月20日編
拍手@ルチジャブ「ジャブ犬とルチ猫の日常」
拍手Aジャブラ+チュン)「ジャブラとトリ」


拍手@ ジャブ犬とルチ猫の日常

 

 

ジャブ犬の趣味はガーデニング。

自分のお部屋は見事なまでのガーデニングが施されています。

その雰囲気はまるで京都のよう。

静かに落ち着いた雰囲気の中、響くのは滝の音のみ。

 

「ふぅ…今日もいい感じだ」

 

ジャブ犬は整えられた室内を見て、満足気。

くてっと身体を伸ばしながら芝生にごろごろ転がります。

至福の一時といったところでしょうか…

 

「うにゅ…」

 

おやおや?なにやら睡魔に襲われたのか、そのまま寝入っちゃいました。

…鍵もかけずに。

 

 

トントン…

何度ノックしても返事がありません。

ジャブ犬の部屋の前で、ルチ猫の表情が険しくなりました。

このまま帰ってしまってもいいけれど、それも何だか悔しい気がするのです。

 

「あのバカ犬…」

 

怒ってドアに突進すると、ドアはきぃっと音を立てて開きました。

 

「………」

 

そのままそろりと中に入ると、中にはすやすやと眠るジャブ犬の姿が。

 

「この野郎…」

 

額に青筋を立てながら、ジャブ犬を起こそうと、ルチ猫はまず長い耳を引っ張ってみました。

くいくいっ!

ZZZZ…」

ぐいぐいぐいっ!

ZZZZ…」

ちっとも起きそうにありません。

「………(怒)」

 

今度は、よじよじと頭の上まで上ってみました。

ZZZZ…」

やっぱり起きそうにありません。

 

あんまり起きないので、ルチ猫はジャブ犬の耳に噛み付きました。

もちろん、甘噛みなのですが…。

 

かぷ…っ!

 

「に゛ゃぁぁぁああっ!?」

「!」

いきなり噛み付かれて、ジャブ犬は驚きの悲鳴を上げました。

「何すんだよ、バカ猫!」

「…おどろいたな、犬なのに『にゃぁ』と啼くのか…」(びっくりだ)

「なっ!ちが…っ!!」(お前が噛んだりするからっ!!)

「………」(可愛い)

 

おろおろと慌てる姿が可愛くて、ルチ猫はもう一回噛んでみます。

「痛っ!止めろよ!!」(ジタバタ暴れ)

「今度は啼かないのか?」(……残念)

「うるさい!!」(顔真っ赤)

「………」(やっぱり可愛い)

 

「〜っ!で、用は何だよ!!」

「もう、それはいい」

 

本当は、パンダな長官からジャブ犬と来るように言われていたのですが。

そんなものどうでもよくなってしまいました。

どうせ退屈な世間話でしょうし…。

 

よじよじ…

「てめ…何で人の身体昇ってんだ!!」(ブルリと身を捩る)

「構うな、寝てろ」(しがみつき)

「構うわ!!」(アホか!!)

「俺も眠い、ここで寝かせろ」(乗り心地最高だな)

「な!!」

「オマエの上だと良く眠れる」(すやすや)

「ちょ…寝るなよ!!」(頭上に手を伸ばすが、届かない)

ZZZZ…」

「おい!コラ!!」(焦り)

ZZZZ…」

「う゛〜」(困惑)

 

ルチ猫がそのまま眠ってしまい、払い落とすこともできなくて…。

ジャブ犬はただおろおろとするばかり。

「テメェ…起きたら覚えてろよ…」

 

 

困り果てたジャブ犬も、結局再び眠りに落ちました…。

 

ある昼下がりの出来事だとか。

 

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トップ画面のジャブ犬とルチ猫の日常でした。

ちょっとした思い付きで描いてみたら、意外と上手くいったので、ちょっと拍手にも登場♪

思いのほか可愛らしい2匹に仕上がりました。

 

をを!けっこういいかもしんない!!

こんなルチジャブもありですよね?(ダメ??)

 

 


 

 

拍手A ジャブラとトリ

 

偵察するという任務の最中に見つけたのはダンボール。

その中にいたのは、捨て猫でも捨て犬でもない。

…動物ではあるのだが。

 

「………」

それでも、箱の中を覗いたジャブラは驚きを隠せなかった。

「チュン!」

箱の中にいた動物は、ジャブラを見ると可愛らしく鳴いた。

 

鳴声を聞いて、ジャブラはさらに驚く。

「何でニワトリがこんな鳴き方すんだ??」

「チュンチュン!!」

 

ジャブラが手を出すと、ニワトリは嬉しそうにその手に乗った。

 

見ると、貼り紙が一つ。

‘かわった鳴声でもよければ、飼ってやってください’

 

「オマエ…捨てられたのか」

「……チュン」

 

まるでジャブラの言った言葉が分かるかのように、ニワトリは寂しげに鳴く。

…ニワトリに似つかわしくない鳴声で。

鳴声が普通じゃなくてもいいから飼ってほしいというその貼り紙は、ニワトリ自体を否定しているようだ。

普通じゃないから排除する…そんな人間の性が見えたようで、ジャブラはその紙を八つ裂きにした。

 

ばかばかしい。

普通のどこが面白いんだか。

 

ジャブラ自身は、自分の境遇もあって普通には全くこだわらない。

むしろ、普通じゃないほうが面白いと感じる方で。

 

「チュ?」

「オマエ…俺と来るか?」

「チュン!!!」

可愛らしく小首を傾げるニワトリに話しかけると、ニワトリは嬉しそうに羽を動かした。

 

しかし殺し屋の自分が動物を飼うのは許されるのだろうか。

「ま、大丈夫だろ」

何といっても、長官のところにはファンクフリードがいる。

ダメだといわれても、言いくるめることは可能だろう。

 

「よっしゃ、じゃぁ名前決めねぇとな」

「チュン!」

「…せっかく変わった鳴声だし、チュンでいっか」

「チュンチュン!」

 

いともあっさり名前を決めて、チュンを抱き上げた。

その後、目障りなダンボールを足で踏み潰してしまう。

 

こうして、ジャブラの元には、番犬ならぬ番ニワトリのチュンがやってきた。

 

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42巻で愛しのそげキングをピンチに陥れたニワトリについての妄想。

きっとこんな感じで拾われたんだよ!!

名前はチュンだって、絶対!あんな素敵な鳴声だし!!

で、部屋の頭上を飛んでたすずめと一緒にジャブラがお風呂入れるんだよ!!

……たまにはハットリも混ぜてあげたりして

 

いっそ、ジャブラは鳥使いに転職すればいいさ!

で、鳥に襲われたりとか…(待て!)

 

 


拍手お礼SS 第4弾です。
ちょっと変わったルチジャブと、ジャブラとチュン★
なんとなくほのぼの日常が書きたかったもので。
ジャブ犬とルチ猫は本当に気に入って、TOP絵にもしてしまったーチャパパ!
ちなみに、二匹の上司はダメっ子パンダがいるんです!!
素敵なシープとか素敵な麒麟とか…鳴呼!仲間がいっぱいってイイコトだ!!(え゛!?)

ちなみにジャブラのネーミングセンスっていうか感性なら、絶対チュンって付けたよ、名前!!
あの子は常識人だけどどっかボケボケが希望。
いつかハットリ・チュン・ジャブラの入浴シーンとねむねむシーンが書きたいなぁ…
ダメかなぁ…